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英検合格の秘訣~3級~
近年、小中高生の間で人気急上昇中の英検。その人気の背景や、合格の秘訣についてご紹介します!
— 準2級を見る、4級を見る
● 受験と定期テストと英検と…
英検の重要性が高まってきたとはいえ、その学習の最大の障壁は「学校の定期テスト」です。英検の試験は5月末、10月半ば、1月末にあります。1月末は良いのですが、5月末と10月半ばは定期テストに直撃するタイミングです。
定期テストの勉強に追われる中で、英検の学習をしっかりこなしていくというのは、「言うは易し行うは難し」です。特に3級は中学3年生が多く受検するのですが、高校受験のために内申点に直結する定期テストは重要度が高く、生徒の皆さんも定期テストに全力で取り組むはずです。
学校ではカリキュラムを進めることに注力し、塾ではその定期テスト対策と受験対策の2本柱です。なかなか英検をじっくり対策する機会は少ないのが実情だと思います。しかし、長い目で見たら大学受験も含めて、3級→準2級→2級とほとんどの生徒さんがステップアップしていくわけですから、その英検対策をいかに効率よく手軽に行なっていくことが求められています。
つまり、これがスクモールで英検対策をお届けするに至った経緯です。過去問の解説を中心に、最重要項目に絞って、隙間時間で楽しく学べる対策授業を配信していきます。
● 英単語の暗記法 (2)
前回、英単語の学習について大きな方法論をお話ししましたが、今回は具体的な単語の覚え方です。まず、「基本的に単語は書かずに見ましょう」。書くことは思いのほか時間がかかります。もちろん何もしないよりは覚えられますが、書くことつまり身体を動かすことに集中してしまうので、記憶としてはそれほど有効ではありません。ある意味コスパが悪いと言えます。
「書かないと覚えられない!」と叫ぶ人もいるかもしれませんが、それは錯覚だと断言しておきます。それよりも見ることに注力して、書くよりも回数を何倍も増やす方が得策です。場所が許すならば音に出して読む、が効果も絶大です。
音に出すことで、目で見て、口を動かして、自分が発した音を耳で聞くことになります。さすがに匂いはありませんので鼻は使いませんが(笑)、五感をたくさん使って覚えられるので、見るだけよりも音に出す方が記憶力は数倍も上がると言われています。
そして、自分専用の「単語帳」を作ることです。自分が覚えていない単語は自分だけの話です。過去問から意味の分からなかった単語を書き出していくノートを用意しましょう。そこにどんどん追記していくのです。そのノートを毎日見てください。何語あるかによりますが、長くても30分以内にしましょう。
2週間そのノートを毎日見れば、経験上、9割くらいは覚えられます。ポイントは何日も間を開けず、「毎日」です。そして最後のダメ押しで、2週間見終わったその1週間後に、もう1回30分だけ時間を取ってその時間内で何度も繰り返し読んでください。それでほぼすべての単語が覚えられます。
この3週間の取り組みでおそらく500語くらいは可能だと思います。自分の不足単語が500語ということですから、もはや3級まではそれで十分でしょう。準2級、2級はもっと必要でしょうが1,000語でも同じことを2回やればよいわけですから、1ヶ月半くらいあればできるはずです。
つまり、英検は2か月前からしっかり対策を始めれば、合格できる英語力は身に付きます。ぜひ試してみてください!