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オンライン教育の誰も気づいていない可能性
新型コロナの副産物として教育現場で急拡大した「オンライン教育」。そのあまり知られていないメリット・デメリットについて、スクモールが分かりやすく解説したブログをぜひご覧ください!
● オンラインvs対面、どっちが良い?
新型コロナによってオンライン教育が走り始めて、対面とオンラインの良いところ悪いところというものが比較されるようになりました。当然のことですが、オンラインは移動の必要もなければ、場所を選びませんので、地域格差がゼロになります。他方、対面は子どもたちの細かい動きまで見ながら指導できます。例えばノートの取り方やプリントなどの活用も対面の方がやりやすいでしょう。オンライン画面が一画面のみであれば、複数教材を利用したり子どもたちの教材を指しながら指導することはかなり難しくなります。
学校や塾などでも先生たちはそれをひしひしと感じていることでしょう。私の個人的な見解として、指導面において、オンラインにはまだまだ可能性があると思っています。というのは、指導側のスキルが求められるので、なかなか不慣れな先生には難しいという意味で可能性と言っておきます。
対面ではできないオンラインの最大の利点は、子どもたちの視界を操作できることにあります。これはかなり有効で、大きい利点です。対面では、こちらを見ていても実際に言葉や仕草で指示しない限りは子どもたちの視点を誘導することはできませんが、オンラインであれば拡大したり、見せたいところをピンポイントで示すことができます。
これは指導の説明や流れを完全に把握していないと上手にできないので、少しかじった程度の指導歴ではできません。逆に指導歴が長くてもその操作など不慣れなことが多いので、上手くできません。ですから、指導歴が長い人がそこに順応して操作に慣れるか、操作慣れしている若い指導歴の人が経験を積むかです。結論、今後の可能性として、この部分に注力するような講師研修を提供できる教育機関が成果を出していくと思っています。
● テクノロジーと共に社会が変わる
個別最適化の時代になり、教育はさらにアップデートしていくでしょう。オンラインだけでなく、学校と民間教育が連携して、個々に応じた教育をしなければなりません。
偶然同じ地域にいた偶然同じ学年の人たちと一緒に、偶然出会った先生に教わる、そんな時代は終焉を迎えています。その中でも大事なのは「学年の解放」です。同じ1年間で生まれた人間が同じ速度で成長するわけがありません。科目によっても速く進める遅く進めるが個々で違うでしょう。中学生で計算が苦手な子であれば、小学生の分数や小数を学べばよいのです。大事なのは、それを当たり前であると許容する社会的な空気を作ることだと思います。仕切りがあるから「遅れている」「できない」となるわけですから、その仕切りを取っ払ってしまえば、その考え方もなくなっていきます。
新型コロナという世界的なパンデミックも、それによって生まれた副産物があります。これを利用しない手はありません。オンライン教育の有意義性をしっかり社会に根付かせて、新型コロナの終息後に元に戻るのではなく、教育をさらにアップデートできるはずです。
昔の常識は今の非常識、そんな言葉がしっくりくるほど、社会の変化は凄まじいものです。停滞することなく、新しい時代に合った教育にチャレンジしていくのが、まさに今なのです。
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