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中学校ワークショップ体験記
スクモールが埼玉県の公立中学校にて、中学1年生の校外学習に参加させていただきました。その体験記をご覧ください!
●子どもたちの反応やいかに
埼玉県の公立中学校にて、中学1年生の校外学習に参加させていただきました。スクモールの動画コンテンツを生徒の皆さんに観ていただいたのち、与えられたテーマについて班ごとにグループワークを行いました。
動画を視聴した直後に突然、講師とモルモルが登場! 子どもたちは今映像で見ていた人物やキャラクターが現実に自分の目の前に現れるという出来事に、驚きと興奮を見せてくれました。
今の中学生はYoutubeなど多くの動画を日常で観ていると思いますが、その中の人物やキャラクターが目の前に現れるという体験はなかなかないはずです。印象に残してもらうための工夫でした。もちろん素直な子どもたちの目線は、講師の私よりもキャラクターのモルモルに集中していましたが(笑)。
自己紹介をして、グループワークのテーマ『コンビニの新商品を考える』を説明し、【おにぎり班・パン班・飲み物班】に分かれて自由に発想してもらいました。まだ入学して間もない子どもたちですので、深く仲が良いという関係まで作れていない状況だったと思いますが、みんな積極的にアイデアを出してくれました。
各班を周りながら話し合いにアドバイスを与えつつ、少しずつ先のステップに進んでいきます。可能・不可能の制限をなくした状態でまずはなるべく多くのアイデアを出します。その中で、一番売れるのはどれかという視点で考えます。この思考プロセスがまさに学んでもらいたいものでした。
●参加してくれた生徒さんへ感謝、感謝、感謝
制限をなくした子どもたちの発想力、想像力は私たちの予想を大きく上回るものでした。出てくる新商品のアイデアは大人では出てこないであろうものも大変多く、それぞれの発表後に講評をする私たちも必死です。斬新なアイデアに驚きを感じながらも、そのアイデアの優れた視点や重要な捉え方を伝えていきました。
少し難しい話もしましたが、子どもたちの真剣な眼差しは私たちに勇気と安心を与えてくれました。最後にクリアファイルをプレゼントしたときに、モルモルのサインが欲しいと言ってくれた男の子、またやってほしいと直接言いに来てくれた女の子。初めて校外学習に参加させていただいた私たちの不安を子どもたちが一瞬にして払拭してくれたのです。
現在、学校現場で進められているGIGAスクール構想のタブレット端末は、今後その使い道に多くの議論が生まれることは安易に予想できます。どうやって有効活用するのか、学校の先生方も普段から忙しい中で考えなければなりませんし、市町村の教育委員会も文部科学省からどういう取り組みをしているのかそのうちに問われることもあるでしょう。
今回実際に取り組んでもらったスクモールの「考える授業」を利用して、例えばタブレット端末を活用して担任の先生が毎週1つずつテーマを配信して課題を与え、その答えを生徒同士で出し合ったうえで、他者のアイデアを知り、議論させることも可能です。これが定期的に実施できれば、子どもたちの考える力は確実に成長し、様々な視点から思考を進められる大人に成長していく、と確信しました。
現在、各自治体に対して、スクモールの「考える授業」を学校現場でタブレット端末を利用して届けることができるように提案を始めています。以前から構想はあったものの、今回の校外学習の子どもたちの反応を見て、確信に変わりました。学校現場で先生方を助けながら、子どもたちの将来・可能性を最大限に広げるために、スクモールの授業を全国に広めていきたいと思わせてくれた、そんな貴重な体験でした。
このような機会をいただけたのはその学校のある先生の協力のおかげです。本当に感謝しています。これから人生をかけて、官民連携した新しい教育を子どもたちに届けていきたいと思います。
スクモールの「学活・総合学習 支援プログラム」について詳しくはコチラをご覧ください。