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「スクモール、、始めました。」前編

2021/03/01
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岡崎 吉博[Yoshihiro Okazaki]|スクモール代表のイメージ
岡崎 吉博[Yoshihiro Okazaki]|スクモール代表

スクモールの新しい学習サービスをリリースするまでの想いや経緯を、前編・後編の2回に分けて寄稿させていただきました。
後編はコチラ

●教育に感じていた違和感

 塾業界で長年指導をしてきて、集団指導や個別指導、小学生から高校生まで、そして大学生の講師を指導する立場としても、幅広く子どもたちの指導者として生きてきました。自分を成長させてくれることもたくさんありました。だから、もっと自分も努力して、世の中を知って、少しでも彼らに貢献できることはないかと頑張ってきたつもりです。

 しかしその努力をすればするほど、そして、卒業生たちが社会人になっても相談に来てくれることが多くなればなるほど、時代の変化とともに本当に必要な教育が果たして現在の公教育だけで正しいのか、疑問が増していったのも事実です。

 もちろん、教科学習の大切さも痛いほどわかっています。それを本気で指導してきた身だから尚更、それによって子どもたちが大きく成長してきたのを間近で見てきました。正解により近づいた人が優秀であり、その努力も素晴らしいと思っています。しかし、現代の実社会において、大きく活躍する人材は、いかに正解から逸脱するか、、を考えられる人であり、創造性や斬新さはそこから生まれていきます

 念を押して言いたいのは、「じゃあ正解に近づける教育が間違っている」と言いたいわけではないということです。正解から逸脱できるのは、正解を知っているからです。正解を知らなければ、それはあてもなく浮遊しているのと同じです。ですから、正解を知った上で、どのようなアプローチで逸脱するアイデアを生み出すか、どういう思考がその根幹になるのか、間違いを恐れずにチャレンジできるか、これが今後の教育で最も重要になると思い始めている自分がいました。

 この「考える力」を養い、探究心を持って、失敗を恐れず立ち向かっていくチャレンジ精神を教えたい、というより、教えていかなければならない。 そんな義務感が絶頂に達したのが、2020年1月のことです。

●一緒に走り始める仲間

 この想いを実現するために、自分で新たな教育を構築し、仕事としてそのサービスを提供するにあたり、頭の中に思い浮かんだのは「一緒にチャレンジしてくれる仲間」です。オンラインでこの授業を提供するにしても、会社設立から動画配信サーバーの確保、その運転資金に纏わる業務は避けて通れません。真っ先に声を掛けたのが、田中 大介という人物です。

 彼は私の教え子であり、彼が大学生の時にアルバイトとして一緒に働いた仲間でもあります。生徒時代からずば抜けた知性を持ち、アルバイト時代も綿密な業務を的確に行える人物でした。彼は大学卒業後に大手信託銀行に勤め、東日本大震災の時には仙台支店にいました。彼自身の寮も倒壊し、その時は命が無事なことを確認してから少ないながらも仲間たちからカンパを集めて支援金を送りました。

 そして、2014年に彼から今の銀行を辞めるつもりであると相談がありました教育業界に行く、と。昔から将来一緒に何か教育事業をやりたいと話し合っていたことも含めて、その時が来る前に、大手予備校 河合塾に勤めて、教育業界についてのノウハウを学ぶつもりだと言っていました。彼がどこまで私との事業を見据えていたかは定かではありませんが、少なくとも、今回の事業を始めるにあたり布石となっていることは間違いありません。

 2020年2月14日、その彼に連絡を取り、私が今の仕事を辞めて、新しい教育事業を立ち上げたいと告白しました。正直、その反応を確認したかったので、すぐに一緒にやろうとは言いませんでした。彼にも家庭があり、無理に誘うことに気が引けていたのも事実です。彼の反応はいつものように冷静に、「やるなら、本気でやりましょう」、と。込み上げる嬉しさを感じながら帰ったことを覚えています。

 ゼロからのスタートの新会社を設立する9カ月前のことです。

後編へ続く 

岡崎 吉博[Yoshihiro Okazaki]|スクモール代表のイメージ
岡崎 吉博[Yoshihiro Okazaki]|スクモール代表

【数千人の生徒・保護者と向き合う人気実力派講師】 20年以上も教育現場に身を置き、これまで多数の卒業生を難関高校・大学へ輩出。学校長として運営する塾教室は、グループ内で全国トップレベルの売上規模を誇る。 現在は合同会社スクモール代表社員、講師。

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