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英検合格の秘訣～準２級～
近年、小中高生の間で人気急上昇中の英検。今回は「準2級」合格の秘訣についてご紹介します！ 受検者のみなさん必見です！！
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● 準2級に向き合う中学生は大変です
中学3年生から高校1、２年生の多くが受検する「英検準２級」。試験レベルとして、中学生には非常に難易度が高いものとなります。その理由を2つご紹介します。
１つ目は【単語のレベル】です。準2級で扱われる単語が難しいというよりも、そもそも中学英語と高校英語の単語量の差がとても大きいことに起因しています。正直、文法単元としては高校でしか習わない単元は２、３個くらいで、1度は中学英語で触れている文法がほとんどです。触れていない単元も必ずすべて出題されるわけではないので、その問題を正解しなくとも合格は十分にできます。しかし、学校で習っている単語だけで挑むと、いくら文法を理解できていても恐ろしいことになります。ですから、特に中学生が準2級を受検するにあたり、最重要視してほしいのが習得単語量の増加です。
そして2つ目は【長文の長さ】です。もちろん単語の習得度も関係はしていますが、普段これほど長い英文を読む機会はほとんどないでしょう。中学校の教科書の英文はせいぜい10～15行くらいです。しかし、英検準２級では大問３Bや大問４Bの長文で20～25行もあります。倍近くの量です。その点、高校生は学校の教科書によりますが、ほとんどの教科書で扱われる長文は20行どころか40行近いものもたくさんあります。普段から触れているかどうかという点において、中学生には大変と言えるでしょう。
● どんな対策が効果的か？
具体的な対策として、まずは【英熟語】を必ず覚えましょう。3級までと比べて圧倒的に熟語の数が増えます。設問で問われることもそうですが、本文の中でも多く出てきます。熟語は、1単語ずつからその意味を予想することも大切ですが、知っていれば一発変換で時間短縮がしやすい利点があります。
それから、大問１「適語選択」や大問２「会話文穴埋め」など、場面状況を想定して答えを導くパターンが頻出です。つまり「内容的にココにはコレが入る」です。これは文法・語法の知識では解けません。その時に意外と生徒のみなさんが出来ていないことが【場面想像】です。想像したものが実際に正しいかどうかはあまり問題ではありません。場面を想像し、流れをしっかり捉えてください。日本語の常識が問われています。
私は英検対策の授業で、生徒にどんな場面かを説明させるトレーニングを取り入れています。場面想像が自然とできるようになると、答えを導くのはそれほど大変なことではありません。字面だけで問題を捉えてしまうと「全ての選択肢の意味はわかっているのに答えがわからない」というドツボにはまります。過去問を何回分かやるのは当然ですが、それをやりながらも、上記の対策も続けてください。英検の試験2か月前から始めていけば、かなり成長できるはずです。
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最後に【リスニング】です。スクモールの授業でもリスニング対策は今後扱っていく予定ですが、とにかく、全文を受け入れることをやめてください。全文を聞いて全訳を出せるほど、生徒の皆さんの英語力は高くありません。それができるくらいなら、もう1つ上の級でも合格できます、確実に。
リスニングでは、聞こえてくる文の『単語を掴む練習』が大切です。最初はどんな単語でも構いません。1つの文に対して１つの単語を掴みましょう。慣れてきたら、その1文の中で重要度の高い単語（この判別は授業でご紹介します）を掴むトレーニングをしていきましょう。そして仕上げとして、設問から求められる単語の種類（品詞や５W1Hなど）を抽出できるようにしていきます。
総合的な英語力、といえばそれで終わりですが、1つずつ、地に足をつけて上記のような対策に取り組んでいくことです。さらに細かい内容はスクモールの英検対策講座でお伝えいたします。
