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お笑いのプロってすごい!
よしもとお笑いライブに出演された芸人の方の話術は本当にすごい! 「人を魅了する話し方」と「教育」について思考分析したスクモールのブログをぜひご覧ください!
● 初めてのお笑いライブ
2021年10月末、地元の市民文化会館で「よしもとお笑いライブ」が開催されると知り、これまでこんなに身近な場所で行われたことがなかったので(知らなかっただけかもしれませんが)、勢いで予約してしまいました。このようなリアルタイムかつ生でお笑いを観たことがない私は、特に誰かにそのワクワクを言うこともなく、一人で楽しみにしていました。コロナの緊急事態宣言後で多くのイベントが復活していく中で、楽しいひと時を過ごしたいと思う人が多いのか、すぐに予約はいっぱいになっていました。
ライブ当日、会場に入って席で座って待っている時間、音楽のライブなども同じだと思いますが、あの何とも言えない高揚感。そして最初に舞台に人が出てきた瞬間の興奮。正直、熱狂的なファンとは言い難い私でしたが、それでもドキドキしました。これがライブの良さなのだと思います。いつもテレビで観ている芸人の方たちがどんどん出てきて、会場の雰囲気を掌握します。プロ芸人の凄さを実感しました。
地域の公演ということもあって、その地域の人たちにしかわからないような「あるある」を交えてコントを繰り広げ、すごく調べて練習して臨んでいることもわかり、感心しっぱなしです。そして何より、お客さんの反応に呼応するようなテンポ運び、笑いの量を見極めての二の矢三の矢。テレビやオンラインでは間違いなく得られない感覚です。台本があるのでしょうが、アドリブなどもたくさん出てきます。たくさん笑っていつの間にか時間が過ぎて、公演は終了しました。
● 人を魅了する話し方
会場の多くの人たちがドッと笑いに溢れて、一体となった空気感。これを担ったのは当然、出演した芸人の方たちなのですが、いったいなぜこんなことができるのでしょうか。いつものように余計な思考をしてしまいます。単純にネタ的な面白さだけではないような気がします。細かいリアクションや言葉のイントネーション、間の取り方から音の強弱、すべてが重なり合って成し得たのだと思います。
分野は違えども「話す」という同じスキルを要する仕事をしている身としては、非常に考えさせられる貴重な体験でした。プレゼン力などの幅でいえば他の業種においてもきっと得るものがありそうです。
前に聞いたことがあります。ある大手企業で営業職の新入社員研修の中に「お笑いを学ぶ」というトピックがあると。なかなか学校では詳細にいたるまで教えてくれない学びですが、社会に出てからの必要なスキルでいえば最重要と言えるでしょう。
どうしてもお笑い芸人の方は『おもしろい』という一点においてフォーカスされがちですが、話術、とりわけリアクションを含めて飽きさせない掛け合いはもっと評価されるべきですし、教育現場にも様々な形でどんどん取り入れてほしいものですね。やっぱり、わかりやすい授業って、だいたい、面白いですよね。相手が子どもたちであるわけですから、よりその効果は大きいと思いました。これから先もお笑いを学んでいきます!!