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高校球児の命を守れ

2022/08/17
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岡崎 吉博[Yoshihiro Okazaki]|スクモール代表のイメージ
岡崎 吉博[Yoshihiro Okazaki]|スクモール代表

気象庁も最近になって、40度以上の日を「酷暑日」と命名することを発表しました。この暑さの中で高校球児たちが甲子園で連日身体を酷使する今のやり方が果たして最適なのでしょうか? いつか最悪の事態を引き起こしてしまう前に、未来ある若者を失ってしまう前に、対策して防いでほしいと願っています。

● 何もない今のうちに、、、

 夏の甲子園(第104回全国高校野球選手権大会)が始まり、猛暑の中、高校球児たちが必死に戦っています。コロナ禍において、色んなリスクを背負いながらも各都道府県で勝ち進んできた高校生たち、プロ野球とは違うある意味背水の陣を感じさせるプレーにハラハラドキドキする自分がいて、毎年隙があるたびに観てしまいます。

 しかし、以前から議論されていますが、この暑さの中で連日身体を酷使する今のやり方が果たして最適なのかどうか? 心配です。もはや10年前とも違う気候です。当たり前のように35度以上、40度近くまで気温が上がる昨今です。朝早くやるとか、ナイトゲームにするとか、何かしら対策を講じていかねば、いつか最悪の事態を引き起こしてしまうのではないかと不安がつきまといます。

 気象庁も最近になって、40度以上の日を「酷暑日」と命名することを発表しました。これまではその設定がなかったのですが、ここ数年で40度を超す気温になる日が各地で出てきたからです。このままでは本当に試合中に倒れて亡くなってしまう高校球児が出てしまう気がしてなりません。そうなる前に、未来ある若者を失ってしまう前に、対策して防いでほしいものです。

 なぜ、こういうものは、事が起こってからの対処になってしまうのでしょう? 予測は推測であり、説得力に欠けるからでしょうか? 時代の変化によって、変化を余儀なくされることは多々あります。しかし変化とは、必ず反発があり、抵抗があります。もちろんコストもかかるでしょう。その意味において簡単ではないことは理解できますし、なるべくコストをかけたくないのは当然です。

 高校野球であれば、出場校の応援団滞在期間や甲子園球場の使用期間、テレビ放映権などの諸事情もあるでしょうから変化を促すのは多くの影響がありそうです。企業だけでなく、政治にしても学校にしても、変化を起こすのは大変です。事前対応すべきことと事後対応でよいものの線引きはかなり難しいと思いますが、少なくとも「若者の生命」に関わることはその筆頭に挙がる項目だと思います。

● 人類の進化論と変化論

 毎年、今年こそ変化を検討してもらいたいと思いながらも高校野球はこれまでと同じように始まり、なんとか無事に終わってくれると安心している自分がいて、それと同時にこの無事に終わったという実績が、また次の変化を難しくさせているのではないかと複雑な気持ちになります。別に今のままでもいけるじゃないか、と。甲子園という聖地は、高校球児にとってかけがえのないものなのかもしれません。しかし、その歴史や伝統ですら、若者の生命に比べれば優先順位は低くするべきで、ドームで行うなどの対応ができないものでしょうか。

 他に代替えできないのであれば、例えば、クラウドファンディングなどを利用して、甲子園をドーム化することなども取り組んでほしいと願っています。高校野球を応援する人たちはかなり多くいるはずです。全国の出場校の地元からも多くの人たちが応援に来ますので、その周辺の地域経済にも大きな恩恵があるでしょう。それも鑑みれば、自治体が協力する価値もあると思います。クラウドファンディングの募金と公金を合わせて、決して不可能なことではないと思います。

 これは私の案ではありますが、他にも色々な案があるかもしれません。その案を募って検討する価値は大いにあるでしょう。来年こそは、どんな方策であれ、安全を第一に高校球児たちがプレーできる環境に少しずつでも変化していってもらいたいと切に願っています。

 ちなみに、25度以上の夜は熱帯夜と言いますが、30度以上の夜も最近は増えてきました。そこで、酷暑日と合わせて新たに名前がつけられました。その名も「超熱帯夜」。。。なんとなく、笑ってしまいました。ネーミングとして、もう少しなんか良いのがなかったのか、なんなら、その流れでいえば日中40度以上を記録する日も「酷暑日」ではなく、「超猛暑日」でいいじゃないかと。まぁどうでも良いことといえばそうなのですが。

 とにかく、気候は年々変わり続けています。人類も生き抜くために適応していかなければ。「進化」とは「適応するための変化」です。

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岡崎 吉博[Yoshihiro Okazaki]|スクモール代表のイメージ
岡崎 吉博[Yoshihiro Okazaki]|スクモール代表

【数千人の生徒・保護者と向き合う人気実力派講師】 20年以上も教育現場に身を置き、これまで多数の卒業生を難関高校・大学へ輩出。学校長として運営する塾教室は、グループ内で全国トップレベルの売上規模を誇る。 現在は合同会社スクモール代表社員、講師。

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